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  • 執筆者の写真Hayashi Yoichi

2021年度の学位授与式が挙行されました。

晴天に恵まれて今年度の卒業式が無事に終了しました。


昨年度よりは規制が緩和されての実施となり,学生たちも学生最後日を楽しく,そして寂しく迎えたようです。


文学部心理学科,スポーツ健康学部の両ゼミの学生たちも皆さん無事に社会人として前進して行きました。卒業式には全員は出席できませんでしたが,今年も記念写真が撮れて良かったです。


 心理学科のゼミ生は,僕がサバティカルから復帰して担当した学年ということで,2年間の付き合いでした。ただ,コロナ禍で1年間はオンライン授業だったので,今年度の4月に初めて顔を合わせる学生も沢山いました。

 

 でも,本当に仲が良い学年で,オンラインで授業を行っていた1年間も対面で交流をしてきたかのような仲の良さで,本

当に良い雰囲気,そして積極的なディスカッションをしてくれました。必修科目の場合,渋々履修するような学生も少なからず存在するのですが,今年度の4年生は卒論においてはその計画や実験・調査の実施に苦労はしていましたが,ゼミの時間の雰囲気の良さは,今まで担当したゼミの中でも最上位といってもいいくらいでした。

 

 この夏のゼミ合宿,区切りでの懇親会などが実施できたら,より一層学生同士の交流が充実できたと思うと,本当にコロナ禍の学生生活になってしまったことが残念です。



他方,心理学科とは異なり、スポーツ健康学部では卒論(ゼミ)は選択科目で,毎年のゼミを履修するかどうかは他の選択科目と同じように、進級するごとに学生自身が決めます。


そのため,2年生の段階でゼミ選抜をしても,4年生になってゼミを履修しない,さらに履修登録はしていても卒論を執筆しないという選択もありえます。


個人的には,どうしても4年生の卒論提出を目標の一つにせざるを得ないので,ドロップアウトしてしまった学生には,年度単位では何か身になる学びが提供できない可能性も高くなってしまうと思っています。

 

ただ逆に、最後まで主体的に卒論を執筆した学生たちには愛着も生じますし,卒論の指導もその先に繋げられるようこちらも本当に頑張って指導しています。 僕の頑張りの程度に比例して学生たちに力が付くとは言い切れませんが,学生たちの頑張りに引っ張られて僕もしっかりと仕事ができたことは間違いありません。

 

 

こういう学生たちだからこそ,卒業してしまうことには寂しさが大きくなります。

本人たちは,「落ち着いたらまた飲みましょう」,「給料が出たらごちそうします」などと言いながら帰って行きましたが,せめて今回実施できなかった卒業祝いぐらいは近いうちに実施したいですね。

 

色々と混乱している世の中ではありますが,そういう状況であっても,彼にはできるだけ辛いことが降りかからないで欲しいな,と切に願っています。

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